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第92話 真帆ちゃんを守れよな

Author: 雨音休
last update publish date: 2026-06-26 06:03:16

 アイギスは危なげなく勝利を掴み取った。

 カウンタースキルで敵を圧倒するような戦い方は圧巻である。敵の攻撃の全てを大盾で防ぎ、ダメージの一切を受けなかった。それぐらい彼女の戦い方は卓越している。最後、アイギスはウミに顔を向けてふわりと笑った気がした。ウミは盛大な拍手で応える。

 問題は次の試合だった。

 クレナイvs知らない女性プレイヤー戦。クレナイは女性の喉首を掴み、宙づりにして派手な殺人パフォーマンスを行った。

「さあさあさあ、観客の皆さんは手拍子をお願いするのであーる。この腐ったゲームからの解放の瞬間を、刮目してしかと見届けるのだ! あ10! あ9! 8! 7! 654321、ゼエロォウ! ゴートゥーヘヴンなのだあぁぁああああ!」

 ボキと喉の骨の砕ける音が鳴ったと思う。

 女性プレイヤーの仲間の応援者たちが場外から「やめろ」と必死に叫んでいた。それはもはや悲鳴に近かった。

 観客たちは口元を両手で覆ってその凄惨を眺めていた。

 無惨にも地面に叩きつけられる女性

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  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第39話 邪蛇討伐の証

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  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第8話 優しさなんて、関係ない

    森の道へと入った。 木の葉からこぼれる太陽の日ざし。茶色い小鳥が木枝から飛び立った。落ち葉の多い地面。空気は澄んでおり、森林浴にはもってこいだ。 森の奥へとウミはどこまでも逃げて行く。その背中をテラーウルフが追いかける。そのまた後ろをトウマが追跡するという構図だ。 可愛いは正義勢:ウミちゃん逃げて! 古参ニキ:死んだと思ったらまだ生きてる。 開けた大地にたどり着くとトウマは唱えた。安っぽい木の杖を構える。 「グラヴィティライン」 トウマの杖から青黒いロープが伸びた。テラーウルフの足に巻き付いて拘束する。 「がうばうっ!」 走っていたテラーウルフは前のめりに

  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第7話 効率も意義も通じない

     草原の中心に、黒い渦を巻いてテラーウルフが出現する。残忍な顔つき、漆黒の体毛、巨大な白い牙。その圧倒的な存在感に、トウマの背筋から冷や汗が伝った。 テラーウルフが高々と吠える。 「ガアルルルゥゥッ!」  ドンと音がして空中に文字が表示された。 ――クエスト、テラーウルフの撃破 「ボスだ、逃げろ!」「俺は死ぬ訳に行かないんだー!」「私はせっかくレベル3に上がったんだからね!」  ウミがすぐに反応した。その表情は恐怖に彩られており、モフモフとした尻尾がピンと立っている。勢いよくこちらを振り向いた。 「ご主人様、どうすれば!?」「ウミ、動くな」  トウマは状況を冷静に分析する

  • RMTサバイバー~今日の宿代を稼ぐ俺と、人助けで戦う使い魔~   第1話 詰み

     それは、どこにでもある小さな“シアワセ”だった。 朝。寝息を立てているユウマの肩に、妻が優しく手を置く。 「ユウマ、起きて起きて」「むにゃむにゃ、もっと寝てたい」「駄目。会社に行く時間よ」「ぐぐー、ん、朝?」  瞳を開く。目の前には妻の優しい笑顔があった。ユウマはダブルベッドから上半身を起こし、右手を口元に掲げて大あくびをする。 「ふわあ」「あら、大きなあくびですこと」「朝食は?」「出来ています。着替えて、ダイニングへ来てくださいな」「ああ、分かった」  クスッと笑って妻が部屋を出て行く。スリッパの足音が遠ざかって行った。 ユウマはベッドから出て支度をする。ワイシャ

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